今から約2,300万年前の海に生息していた、巨大なサメ「メガロドン」。
今までその大きさがはっきりとはわかっていませんでしたが、このほど正確な大きさの算出ができたとの研究結果が出ました。
そもそも、なぜ大きさがはっきりわかっていなかった?
メガロドンですが、これまで全身骨格は見つかっておらず、歯の化石が見つかっていました。
大きさがはっきり分かっていなかった理由はサメ特有の骨格のつくりが理由です。
サメの脊椎は軟骨でできており、現代までの長い時間残っていることはありません。(歯はエナメル質のため残ります)
そのため、歯の大きさから全身の大きさを推測するしかありませんでした。結果、15m~40mまで、さまざまな大きさの予測が出ていました。
じゃあ、どうやって大きさ分かったの?
この度メガロドンの大きさを算出したのは英ブリストル大とスウォンジー大。
2つの大学の共同での研究で、メガロドンの歯と現代のサメの歯を比較し、数学的な計算を駆使して算出するというものでした。
で、その大きさは?
そうした算出方法で出た結果、メガロドンの大きさは…
体長が約18m、体重はおよそ48t!
デカイ!
ちなみに、その他にも尾は3.85m、背びれは1.62mだったとの研究結果も出てます。もう背びれだけで大人の身長ぐらいあります。
噛む力もかなり強力だったようで、その力は10tもあったそう。現代のホホジロザメの噛む力が2tということなのでその差は歴然。たまりませんね!
イメージでも大きいだろうとは思っていたけど、こうして具体的な大きさが出るとより大きく感じますね!