1996年にゲームボーイのソフトとして発売された「ポケットモンスター 赤・緑」。
今や世界中で愛される日本を代表する作品となりました。
初代発売から20年以上が経つ中で、登場するポケモン、人物、町等に様々な噂や都市伝説、裏設定の可能性が囁かれているのをご存じでしょうか。
かなりの数の話が存在しますが、そんな中から一部をご紹介。
なお、あくまでも噂、都市伝説です。ほとんどが公式が認めている話ではありませんのであしからず…
①存在しない町「シオンタウン」
初代のソフト「赤・緑」に登場する町シオンタウン。ゲームの舞台であるカントー地方の町です。
このカントー地方はその名の通り関東地方がモデルとなっており、登場する町の位置も実際の関東地方に近いように感じます。
ですが、カントー地方を関東地方として見立てたとき、シオンタウンの位置だけ実際の関東地方には町が無い位置に配置されるため、シオンタウンは存在しない町であるという都市伝説。
さらに、シオンタウンのBGMが不気味なこと、ポケモンの霊園「ポケモンタワー」があることや、シオンの名前が「紫苑」からきていると言われており、紫苑とは仏花としてお供えをする花であること等がこの存在しない町であるとの噂をより不気味なものにしています。
②バタフリーとモルフォンについての噂
初代から登場する虫ポケモン「バタフリー」と「モルフォン」。
バタフリーはキャタピー⇒トランセル⇒バタフリー、モルフォンはコンパン⇒モルフォンと進化します。
実はこの進化先について、もしかして設定ミスなのでは?という噂が。
上の画像をみて不思議に感じないでしょうか。
特に触覚から眼なのですが、キャタピー⇒モルフォン、コンパン⇒バタフリーの方がしっくりきませんか?
さらに、それぞれのポケモンの体重ですが、キャタピー2.9㎏⇒バタフリー32㎏に対してコンパン30㎏⇒モルフォン12.5㎏なのです。
これもバタフリーとモルフォン逆の方が自然に感じないでしょうか。
③レジ系ポケモンについての都市伝説
「ルビー、サファイヤ、エメラルド」で登場するレジアイス、レジスチル、レジロック。
外見もどこか不気味な伝説のポケモンですが、このポケモンが第2次世界大戦のことを意味して誕生したポケモンなのではないかという都市伝説。
まず、「ルビー、サファイヤ、エメラルド」の舞台であるホウエン地方は現実世界の九州地方がモデルとなっています。
そこからそれぞれのポケモンが封印されている場所を九州地方に当てはめると、長崎県、宮崎県、大分県になります。この3県、長崎県は原爆投下、大分・宮崎も大規模な空襲があった場所です。
また、3体のポケモンが封印されている祠。この封印を解くために「穴を掘る」という技が必要なのですが、これも防空壕を意味していると噂されています。
さらにレジ系のポケモンはLv89で「はかいこうせん」を覚えます。この89という数字が8月9日、つまり原爆投下の日を指していると言われているのです。技でいうと「げんしのちから」や「だいばくはつ」を覚えることもこの都市伝説の怖さに拍車をかけています。
…ですが、「はかいこうせん」は元々(第3世代)ではLv69で覚えていましたし、「げんしのちから」の「げんし」は「原子」ではなく「原始」であることなどから少しこじつけに近い都市伝説とも言えるかもしれません。
④ユンゲラーのモデル
「赤・緑」から登場しているエスパータイプポケモン、ユンゲラー。
その名前やスプーンを持った見た目から、かつてスプーン曲げで一世を風靡したイスラエルの超能力者ユリ・ゲラー氏を想像する人は多かったと思います。
そのユリ・ゲラー氏が「ユンゲラーは自分をモデルにしている。ユンゲラーが頭痛を引き起こすとされていることや額やお腹のマークがナチスの武装親衛隊を示していることは自分のイメージを悪くしている。名誉棄損だ。」として2000年に任天堂を訴えたことがあるのをご存じでしょうか。当時、世界中で訴訟の準備をしている等と報じられていました。
これにより、ポケモンカードでもユンゲラーの使用が禁止されることとなり、実際に2001年12月発売の「ポケモンカードe」以降ユンゲラーは登場していません。
裁判についてはその後、ユリ・ゲラー氏本人が日本での裁判についても「覚えていない」と発言するなど実際の訴訟については詳しい記録がありません。和解した、訴訟自体を取り下げた等の噂もありました。
それから時は流れ、2020年11月にユリ・ゲラー氏がTwitterで「20年前にしたことを本当に申し訳なく思っている。ユンゲラーの禁止を解除する。カードが復活するかは任天堂次第だ」と突然の発言。ユンゲラーの復活を願うユーザーからのメッセージも多いことから任天堂の会長へ復活を許可する手紙を送ったともコメントし、約20年も続いた騒動はひと段落したのでした。
いかがでしょうか。
そうなのかも!という噂もありますが、何度も言いますが公式に何の発表もされていないあくまでも噂です。そしてポケモンに関する噂はまだまだたくさん存在します。
自分の中で楽しむ程度に聞いておくぐらいがいいのかもしれませんね。