
約6,600万年前の白亜紀後期、恐竜たちの時代は終わってしまいます。
その原因は…
■隕石の衝突

6600万年前、メキシコのユカタン半島という場所に直径10kmにも及ぶ大きさの隕石が落下してきました。
その衝撃でものすごい量のエネルギーが地球を襲います。
ものすごい量のエネルギーってどんなんやねんって話ですが、現在の核兵器にして数万トン分と言われています。言われていますが言われても全然ピンと来ないので結局「ものすごい量のエネルギー」とかいう表現になっちゃいます。
■急激な自然環境の変化
で、ものすごい量のエネルギーによって、まずすべてが焼き尽くされます。
さらに、大規模な地震や大きな津波も襲ってきました。
そして、大気中に舞い上がった大量の塵(大量のって言いますけどこれももう想像できないような量だったんでしょうね)が、大地への陽の光を遮ってしまいます。
そうなると、当然草木が育たなくなってしまいます。
草木が育たないということは、それを食べていた草食恐竜たちがどんどん減ってしまいます。
草食恐竜が減るということは、それを捕食していた肉食恐竜も…
こうして、恐竜たち(恐竜だけじゃないでしょうけど)は次第に追い詰められていき、ついには絶滅に追いやられてしまったのです。
■本当は火山の噴火が原因?

一般的に知られている恐竜絶滅のシナリオは隕石衝突説ではないでしょうか。
ですが、隕石衝突説以前に、火山の噴火が原因で地球環境に変化が起こり恐竜が絶滅に至ったのではという説もあります。
インドのデカン高原という溶岩地帯。ここで白亜紀末に大規模な活動が起こり、その結果大気中に大量のガスや様々な物質が飛散、太陽光が届かなくなり、地球の寒冷化が起こり恐竜が徐々に減っていった…というシナリオです。
■結局、どれが真実?
結局どっちなのか。というか、実はまだ別の説もあったりします。
ですが、今のところ隕石衝突説が一番信ぴょう性が高いようです。そのほかの説は証拠が不十分だったり内容に矛盾する点があるみたいですね。