現存する動物たちが祖先よりだいぶ様変わりしていることがあります。
特にビックリな祖先をご紹介。
木の上でダラダラしてるイメージのあの動物。
動物園で見ても大体木の上で過ごしていてあんまり動かないあの動物。
そう、ナマケモノ。
ナマケモノの祖先は現在のナマケモノからは想像もつかない生物でした。
その名も「メガテリウム」。
このメガテリウム、全長約6~8m、体重はおよそ3tもある大型の動物でした。また、ナマケモノとは違って地上で生活していました。
四肢に鋭い鉤爪があり、それをうまく使って木の葉を食べたり、土を掘って木の根を食べていたようです。
彼らが生息していた当時、サーベルタイガーのような肉食動物もいましたが、サーベルタイガーもうかつに手が出せないほど強かったようです。
現在のナマケモノからは想像もできませんねw
鼻の上の角が特徴。突進されたらひとたまりもないあの動物の祖先。
鼻の上の大きな角が特徴のサイ。
サイの祖先も意外な動物でした。
その名も「パラケラテリウム」
何が意外なのかというと、その大きさ。
パラケラテリウムの体長は約7m、体重はおよそ20t!これは陸生哺乳類の中でも最大級の大きさです。
ちなみにサイ(シロサイ)の体長は約4m、体重はおよそ2,300kg。いやもうサイも十分大きいんですけど、パラケラテリウムが大きすぎて意外と小さいんじゃないかと錯覚するレベル。
また、パラケラテリウムは四肢が長いため意外と素早く動けたのではとも言われています。こんな大きな動物が結構なスピードで走ってきたらかなり脅威ですね。