恐竜ではありませんが…
今から約3億5,000万年前(デボン紀)に生息していた板皮類という魚類の一つです。
兜というか、マスクというか、そういった防具を着けたような顔ですね。
■名前の由来
ダンクルオステウスの名前は古生物学者デイヴィッド・ダンクル氏の名前に由来し、「ダンクルの骨」という意味です。
■サイズ
体長は約6~10m。体重はおよそ1t。
彼らが生息していたデボン紀では最大級の生物でした。
■その他特徴
その見た目から「甲冑魚」とも言われています。
顎の力が非常に強く、なんとあのティラノサウルスと同等とも。その噛む力と、大きく開く構造だった口で大型の生物も捕食していたようです。
ただ、同じ時期に生息していた棘魚類と呼ばれる魚たちを食べるときには注意が必要でした。その名の通り体に棘があり、食べた際に棘が喉にささりそのまま死んでしまっている化石も見つかっています。